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寒椿

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月残り優美競ひし寒椿     つきのこりゆうびきそいしかんつばき
自転車道紅転々と寒椿     じてんしゃどうべにてんてんとかんつばき 
寒椿さやけく照らす残り月     かんつばきさやけくてらすのこりづき

その十七

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ぶらここや社殿に響く子らの聲
境内に笑顔もゆれるぶらんこや



貴婦人のドレスが如き牡丹かな
年来に小さくなりし我が牡丹
濁りたる水面清めし富貴草



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年の暮行く人急ぐ猫団子 
猫団子行く人急ぐ歳の暮れ

その十六

坂道にありて背を押す梅花かな
住む人が変われどそこに梅の花

土手に咲く菜花束ねし幼子よ
犬遊ぶ土手に一面菜の花や

ブロック塀こっそりこちらを見る馬酔木

いづこでも可憐に咲きしカタバミや

へびいちご橋渡りたる仔を想ふ

甘酒をちびりちびりとお八つ時

臭へども美味き実思へば栗の花

地に落ちて道彩れり花石榴

雨空の地表に瞬く万年草

あぢさゐに移ろふ心重ねつつ

ゆくりなき嵐の中の花の宴

誘はれて見上げし咲きの藤の香よ
藤の香にふと現実に返りけり
いひにほい藤棚くぐりて驚きて
藤棚に父のどや顔想ひ出し

大輪のにほひにつられ虻せわし

朝ぼらけメマツヨイグサ名を留め
月見草振り向き我を見る娘

初盆の祭壇の前に寝転がり

行く季節ハイビスカスにも見送られ


その十五

兼題   涼し
三文の得を感じる涼風や
友と立つ美星の山の夜涼し
涼しさを求め猫追ふ午睡かな

兼題   虹
二重虹逆さに彩る興深し
虹立ちて見上げし媼腰さする
車窓よりブログネタだと虹写メり


ゆくりなくあばら痛めし夏の風邪

ドッキング見ながら句を練る暑き夜


吉備の里笑顔集ひし節分会
友の為啼いた赤おに節分会

ダーリンはチョコよりビールバレンタイン
    ビール 夏の季語

愛娘免許取り立て雛祭り
孫娘嫁ぐ日夢みし雛の宴
するすると段雛の間を猫歩き

陽光を受けて紅梅なほ濃くて

その十四

雨止みて陽に輝ける花ざくろ
花ざくろ落ちて朱の坂道となる
ぽつり落ち前髪揺らす花ざくろ
花ざくろ見上げず家路急ぐ人
花ざくろ見上し祠鬼子母神
花ざくろひょっこり顔出すブロック塀


実山椒娘の髪に似た朱色
橋を渡り山椒の実にも見送られ

午後の陽を柔らかく抱く白槿
      むくげ

実石榴を見上げ急ぎて父見舞ふ

いつの間に色づきたるや烏瓜

やせ地でも強く実りし柚子愛し

車窓より広がる苅田人もなく

花擬宝珠灰色の空も淡く染め
ふっくらと葉に露を乗せ花ぎぼし
影もなく今が盛りと花ぎぼし

秋の蝉力強くも庭の隅

父と娘の阿吽の呼吸盆用意

静けさと日常に沁む残暑かな



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