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その十四

雨止みて陽に輝ける花ざくろ
花ざくろ落ちて朱の坂道となる
ぽつり落ち前髪揺らす花ざくろ
花ざくろ見上げず家路急ぐ人
花ざくろ見上し祠鬼子母神
花ざくろひょっこり顔出すブロック塀


実山椒娘の髪に似た朱色
橋を渡り山椒の実にも見送られ

午後の陽を柔らかく抱く白槿
      むくげ

実石榴を見上げ急ぎて父見舞ふ

いつの間に色づきたるや烏瓜

やせ地でも強く実りし柚子愛し

車窓より広がる苅田人もなく

花擬宝珠灰色の空も淡く染め
ふっくらと葉に露を乗せ花ぎぼし
影もなく今が盛りと花ぎぼし

秋の蝉力強くも庭の隅

父と娘の阿吽の呼吸盆用意

静けさと日常に沁む残暑かな



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